ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

マオリ族の暮らし

ニュージーランドのケリケリ(Kerikeri)にある

マオリミュージアムに行った時の話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

マオリ族の暮らしがよくわかるように展示されている

とても面白いミュージアムでした。

今、私たちの暮らしは機械で、自動でできる時代。

特に何も考えずとも、ボタン一つでなんでもできてしまう。

マオリの人たちの暮らしは真逆で、先人たちの知恵と技術を使って

自分たちの手で暮らしを営んでいる。

なんてかっこいいんだ!と感動を覚えました。

 

さらにすごいなと思うところは、この暮らしが19世紀頃まで続けられていたこと。

つい最近、200年か300年前ではないか!!

どの国でも先住民と呼ばれる人たちの暮らしは

きっとこんな風だったのだと思います。

今でもこのような暮らしをしている地域もあるかもしれない。

 

そう思うと生きるって本当はシンプルなことなんだなと思いました。

自分の生きてきた世界は、学校に行って、就職して、働いて、、、

色々ややこしいというか複雑に見える?世界で生きてきたけど、

「生きる」って食べて、寝て、屋根のあるところで安心して暮らす。

もしかしたらそれだけなのかもしれない、と思いました。

今の時代は誰かに作ってもらったものを食べる、建ててもらった家で、

作ってもらったエネルギーで暮らしていくから、

そこに仕事が生まれ、お金が生まれ、なんだか複雑なように見えていたのかも。

 

そう思えたのは、当時「歩いて、食べて、寝る」という

シンプルな生活をしていたからだろうか。

歩くだけでなく、観光してみようかなという心の余裕も出てきた頃。

見に行ってよかったなと思った展示でした。

 

このことがきっかけかはわからないけど、

今の暮らしでは燃料と少しの食べ物は自給するようになりました。

自給的暮らしはやってみるととても大変だった!

マオリの人たちに比べたら全然まだまだ自給できていないけど。

やることはいっぱいあるし、天気に合わせて仕事をしなくてはならない。

でも、「自分が生きるための仕事」というものはとても心地の良いものでした。

 

 

「生きること」と「お金」を少し切り離して考えることもできるようになって、

お金との付き合い方が少し変わったような気がします。

 

色々な方向に話が飛びましたが、

とにかく、マオリ族ってかっこいいんだぜっていう話です。

 

この日の日記↓

 

kamoshikahiking.hatenablog.com