朝、Sさんのお家を出発し、Jくんと3人で歩き出す。
通勤時間だからか車がたくさん走っている。
次の街ハミルトン(Hamilton)まで10キロほど。
ハミルトンでは食料だけ調達して先に進もうと計画した。
住宅街を抜け、川沿いの遊歩道を歩く。
しかし、しばらくすると足が痛くなってきた。
痛みが出てくると速く歩けない。
Jくんも同じペースで歩いてくれていたが、
こんなペースに付き合ってもらうのは申し訳ないので、
素直に事情を伝え、ここで別れることにした。
今日はハミルトンの街でゆっくり休もう。
緑の印象が強かった遊歩道から建物の多いハミルトンの街へ。
メインストリートには何でもそろっていて、便利そう。
インドカレー屋さんを見つけ、そこでランチをする。
そしてわたしはいつものごとくバターチキンカレーを注文した。
やっぱりうまい!
なかなか宿が見つからず、たくさん歩いてふらふらに。
街に着いて一気に気が抜けた。
ようやく見つけたバックパッカーでチェックインを済ませ、
シャワーを浴び、ドミトリーのベッドに寝転ぶ。
部屋の白い天井をぼーっと見つめ、しばらくごろごろする。
窓の外ではたくさんの車の音が。
街が動いている時間にごろごろできるなんて幸せだ。
すっかり元気になった。
寝転びながら家族に連絡をしたり、
ネットサーフィンしていると、日本人ハイカーのAさんから連絡が入った。
ハミルトンにいるらしく、夕食に誘ってくれた。
ベトナム料理屋さんで待ち合わせ。
トレイルやこれまでの日本での暮らし、色々な話をした。
こんなに日本語を話すのは久しぶり。
そしてまたもや荷物の話になった。
Aさんはバウンスボックスを利用して
自分の荷物を主要な町に送っているそうだ。
「2人はバウンスボックスやらないの?」
とAさんに聞かれ、
「荷物を軽くするより、今はインドカレーを食べたいんです。」
と答えた。
はっきりとしたバウンスボックスの送料は忘れてしまったが、
1回あたりの送料は大人2人がインドカレー屋さんでお腹いっぱい食べられるぐらいの値段だったと思う。
お金を出して軽さをとるか、重さとインドカレーをとるか。
考えさせられる。
軽くなれば疲労や足の痛みも楽になるだろうというのはわかっている。
けれど、これまでも荷物を減らしてきたし、背負えない重さではない。
やっぱり今はインドカレーだ。
ベトナム料理だけではお腹いっぱいにならず、
店を出た後、サンドイッチとドーナツを買って食べた。
今日は贅沢!
DAY42 Sさんのお家 - Backpackers Central Hamilton11㎞ (800km/3000km)
バウンスボックスについて書いている日記↓
kamoshikahiking.hatenablog.com