ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

TA DAY31: 1か月ぶりの大都会

久しぶりの曇り空。

ホリデーパークの近くの海ではこんな天気でも海を楽しむ人がちらほら。

今日はいよいよオークランドに到着する日。

遠足の日の朝のような、少しふわふわした気持ち。

 

今日は10㎞ほどほぼロードの道を歩き、

フェリーに乗ってオークランドへ向かう。

途中、第二次大戦で使われていたという施設を通る。

ロッコの線路だろうか。細いトンネルを歩いていく。

 

 

しばらく歩くと賑わっている街中に出た。

カフェやおしゃれなお店がたくさんある。

雨風がだいぶ強くなってきたので急いで歩いていると、

カフェからJさんとPさんが出てきてくれた。

 

Jさんはいつもトレッキング用のショートパンツを履いていた。

でも今は明るい花柄のスカートに軽そうなかかとのある素敵なサンダルを履いている。

これがTPOというものか!!

自分の今持ち合わせている服と靴ではあのキラキラしたカフェに入る勇気はない。

Jさんが着ているようなさらりと素敵に着こなせるスカートが1枚あるだけで、

足元をトレッキングブーツからきれいなサンダルに変えるだけで、

こんなに都会になじむことができるんだ。

街に出た時の身なりも考え、持ち歩く衣服を選ぶ。

次の旅に出る時の参考にしたい。

 

 

わたしたちは次のフェリーに乗る。

2人はまだゆっくり過ごすとのことなので、連絡先を交換して別れた。

会う度に励まし、時には人生の先輩としてのアドバイスをくれたJさん。

怒られてもハンカチで鼻をかんで、わははと笑って、いつも明るいPさん。

これまでの数日間、足が痛かったり辛いなと思うこともたくさんあったけど、

このお二人のおかげでとても楽しく、頑張ろうと思えた日々だった。

また会いたいな。

 

 

フェリーに乗る。

いよいよオークランドだ。

フェリーの中でチキンアボカドサンドイッチを食べる。幸せ。

久しぶりの乗り物は楽しいなとはしゃいでいたけど、

気がついたら眠ってた。

 

 

フェリーがオークランドに到着した。

たくさんの人たちに紛れて船を降りる。

ここはクリスマスを心待ちにしている大都会、オークランド

 

1か月前、初めてニュージーランドの土を踏み、

慣れない海外生活で勝手がわからず、

少しの不安とともに数日間過ごした街。

あの時はよそよそしさも感じていた。

 

それが今はこの街が自分のホームのようだ。

一度来たことがある。どこにどんなお店があって、

このあたりに宿があって、公園があって。

それを知っている。地図なしで目的地まで歩くことができる。

 

そして自分たちもこの国に慣れた。

宿のチェックインからスーパーでの買い物、

ニュージーランドの人たちがどんな感じで接してくれるか。

それをもう知っている。

慣れるというのは知るの積み重ねなのかもしれない。

 

 

1か月前に数日滞在し、一番居心地が良かったバックパッカーに泊まることにした。

のんびり過ごし日記を書く。

ここまで自分の足で歩いてきたんだなぁとしみじみ。

 

夕食は外食にしようと思ったけど、

お昼のサンドイッチがおいしくて満足したので自炊をすることにした。

さて何を食べようか。

作る料理を考えられるのも、また幸せ。

 

明日は1日ゆっくり休み、明後日からまた旅を再開する。

歩くことが楽しみになっている自分に驚いた。

あとは足が早く治ればいいなぁ。

 

DAY31 Takapuna Holiday Park - Auckland 10km (594km/3000km) 

 

初めてオークランドに来た日の日記↓

kamoshikahiking.hatenablog.com

 

 

Pさんがハンカチで鼻をかむ話↓

kamoshikahiking.hatenablog.com