ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

明日やろうは馬鹿野郎と遊牧民的思考の共存

この記事は年末に書いていたものなのですが、長い停電や年末年始のイベントが色々あって放置して忘れてしまっていた。また今日までに色々自分の変化があったけど、「2022年年末の私」という意味で記録を残しておこうと思う。

 

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最近今日のはてなブログで紹介されているブログ記事を読むことがマイブーム。

色々な方のブログを読むのは楽しい。世界が広がる感じ。

 

そこで「書く習慣」の感想を上げていた方がいたので、それを読んでみる。

面白そうだったので、早速図書館で借りてみた。

 

 

このブログが最近よく更新されているように、書く習慣がつく内容だった。(私は本のレビューは書くことができないようだ。)

 

この本の中で「明日やろうは馬鹿野郎」という言葉に久々に出会った。

 

 

明日やろうは馬鹿野郎

確か昔プロポーズ大作戦というドラマで山Pこと山下智久さんが言っていたか言われていたセリフ。

当時ジャニーズオタク全盛期&受験生だった私はこの言葉を携帯の待ち受け画面にして自分を毎日奮い立たせていた。

 

それからしばらくこの言葉と共に生きていたのだが、旅に出たり色々あって、疲れたのか落ちついたのか、そこまで頑張らなくてもいいなぁと思っていた。

 

 

そんな時遊牧民についての本を読み、出会った言葉。

 

明日できることは今日やらない。

 

おおお、今の私にピッタリの言葉だ、と思った。

それからは遊牧民の思想を取り入れ、今日やろうかなーと思っていても、疲れたら

ま、明日でいいか

の毎日だった。

 

そんな毎日の繰り返しだったからやりたいことはどんどん溜まっていくし、やらなければいけないことは増える一方。

ああ、時間が足りない。。。

 

 

やりたいことが溜まっていくと段々行動するのが身重になってしまう。

長いバケットリストを見て、ああ、まだ何もできていないと思ってしまう。

やりたいことを溜めておくと、時が経ちやりたいことではなくなっているのに、まだリストに入っているからやりたいことのように思えて今の自分が本当にやりたいことが霞んでしまう気がしていた。

そしてなんとなく、いい感じに暮らせていないような気分が続いていた。

 

 

 

そんな時、明日やろうは馬鹿野郎さんと再会した。

そうだ。自分がやりたい!と思ったことは後回しにしてはいけない。鮮度が大事だ。

 

昔よく一人旅をしていた頃、夜寝る前に突然「ロケットの打ち上げを観に行きたい!!」と思い立ったことがあった。

翌日始発で出勤だったが、その情熱が抑えられず急いで種子島のロケット打ち上げの日程を調べ、良さそうな宿も見つけて寝た。あとは明日予約するだけ。

 

そして翌日仕事から帰ってくると、

疲れていたのか、昨日まであんなに燃えていた種子島への思いがしぼんでいた。

(あーもうめんどくさいからいいかな。)

 

そう思った瞬間自分が怖くなった。

情熱の炎は日々の生活の疲れでこんなにもあっさりと消えてしまうのか。

こうして心がだんだんわくわくしなくなってしまうのではないか。

これは行かなければいけない!!!

自分の気持ちを守るために!!

 

あの時怖いと思うことができないぐらい疲れていたら、ロケットの打ち上げにも、きれいな海にも、優しい人たちやおいしいトビウオの揚げ物にも出会えなかった。

 

ロケット雲



何時間も、何もせず、ただ海を眺めていた

 

 

明日やろうは馬鹿野郎さんとの再会によってそんなことを思い出した。

 

そして決めた。

やりたいことは明日やろうさんの考え方を採用し、やらなければいけない事をする時は遊牧民として生きていく。

それが今の自分に合った生き方だと思った。

 

1日ぐらい洗濯しなくても、掃除しなくても、死ぬことはない(ツケはまわってくるけど)。

意外だったのは、やりたい事をしばらく優先してみると、やらなければいけない事もやりたい事に変わってくる。

結局回り回って暮らしが大事、暮らしを快適にしたいという気持ちに行きつく不思議。

 

ということは、やりたい事だけやっていたら、やらなければならない事はいつかなくなるのだろうか?

そもそもやりたいことというのも、種を播きたいだとか、普段できないあの押し入れを掃除したいだとか、保存食を作りたいだとか、マンガを描くこと以外は結局暮らし事。

 

しばらくは明日やろうさんと遊牧民の共同生活になりそうです。