ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

TA Day18 : 海の向こうのキャンプサイト

土砂降りの雨は止み、重たい雲のどんよりした朝。

昨日ゆっくり休んだからか、足の痛みも少し和らいだ。

テントがびしょ濡れだったのでぎりぎりまで乾かして出発。

持ち物が全体的に湿っている感じがする。

 

この日はNgunguru(ングングル)という町を目指す。

すごーく長い木でできた橋(Foot Bridge)を渡る。

人がぎりぎりすれ違えるぐらいの幅しかない。

 


海を渡った後は牧場や松林の中を歩く。短い時間で変化に富んで楽しいルート。

 

 

久々に30km近く歩いたので、Ngunguruに到着したころには結構疲れてしまった。

よぼよぼになりながらスーパーへ。リサプライ(買出し)をする。

スーパーの隣にTakeawayのお店があったのでベーコンエッグバーガーを食べる。

ううううまい!!町に出る喜びはできたての温かい食べ物にありつけるところ。

久しぶりにたんぱく源を摂取して体も元気になった気がした。

 

この日の宿泊場所は海を挟んだ対岸にあるNikau Bay Campsite。

TAハイカーのために船で迎えに来てくれるという

とても親切なキャンプ場のオーナーと夜7時に待ち合わせをしていたので

まだ少し時間があった。

 

町を歩いているとこんなものを発見!

私は疲れていたのでお留守番。シカが行ってみることに。

しばらくして帰ってきた。

お水のタンクと飴が置いてあったそうで、1粒もらってきてくれた。

TAを歩いているとこうしたトレイルエンジェルさんたちからの素敵なプレゼントがあり、

直接お会いしたことはないけれど本当に温かい気持ちになり、とても元気をもらえる。

 

その後も浜に向かって歩いていると車が止まって「乗っていく?」と声をかけてくれたり、お散歩中の老夫婦がうちに泊まってもいいよと声をかけてくれたり。

見知らぬ外国人にこんなにたくさんの人達が優しくしてくれて、疲れていると涙が出そうになるのだった。

(よぼよぼ歩きだった私を見かねて皆さん声をかけてくれたのかもしれない…。)

 

待ち合わせ場所の桟橋に着いた。

 

 

まだ数時間余裕があったので、雨でぬれた荷物を乾かす。

テントや荷物が濡れていると結構ザックが重くなる。

 

夕方になると風がとても強くなってきた。

寒かったのでマットで風をよけようとしたら、

手で持たなくても落ちないぐらいの強風だった。

 

そんな感じで色々なことをして遊んでいたら時間になり、オーナーのJさんが船で迎えに来てくれた。

Jさんは最高に優しくてとても素敵な人だった。

キャンプ場に着き、色々と案内してもらう。

 

とても広くきれいに刈られた芝のテントサイト。

木造の広い東屋のようになっているキッチン。

トイレはコンポストトイレ。用を足した後はおがくずをかけるので全然臭くない。

小さなガーデンには野菜が植えてあり、とって食べていいよと言ってくれた。

夕食用に少しレタスを頂いた。

 

テントを張ってキッチンに行くと、

Moreporkまで一緒だった4人組のJ君たちや

90マイルビーチで一緒になったD君たちなど顔見知りのハイカーがたくさんいた。

みんなすでに夕食を作り終えビールを飲みながら楽しんでいた。

でもソーシャライズする体力が残っていなかったので、

ご飯を作ってすぐにテントに戻った。

 

夕食後散歩をしていると、大きな木にブランコがかかっていた。

ハイジごっこを楽しむ元気はあった。

オーナーJさんの人柄があらわれているような、

とても優しく居心地のいい素敵なキャンプ場だ。

キッチンからも遅くまでハイカーたちの笑い声が聞こえていた。

 

DAY18  Whananaki Holiday Park - Nicau Bay Campsite 28km (339km/3000km) 

 

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