ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

TA DAY26: 地球に返す

ふかふかの松のベッドのおかげで今朝は8時まで寝てしまった。

朝食はミューズリーとコーヒーを飲んだ。

最高!!

コーヒーはスティック6本入りのものを買っているので3回しか飲めない。

それがまた特別感を与えてくれて幸せな気持ちになる。

 

 

出発の準備をしていると、シカがトイレから帰ってきた。

暗い顔をしている。

「どうしたの?」

「シューさんにトイレしてるの見られちゃった・・・。」

 

シューさんはわたしたちよりもかなり先に進んでいると思っていたら、近くでキャンプをしていたらしい。

そしてシカのトイレシーンに遭遇してしまったのだ。

 

「それで、どうしたの?」

「草の陰から顔だけ出して、ハ、ハローって言ったら、

『食べたものを地球に返すのはいいことね!』って言われた笑。」

彼女はとくに気にとめていなかったようだ。

 

 

気を取り直して出発。

朝の森はとても美しく、歩いていると気持ちがいい。

まだ気温も高くないから風もさわやか、光の角度もいい。いい森歩き。

しかし、登りの間に左足がまた痛くなってしまった。

 

 

登りきったらいい眺め。

遠くに次の町が見える。

 

 

今日の下りは景色が良くて楽しい。

 

 

人里まで下ってきた。

今日は510㎞地点の近くの宿に泊まるつもりで歩いていたが、

宿に人がいなかったのでもう少し進みキャンプできるところを探す。

 

 

再び登る。

伝わるだろうか、この坂道の斜度。

土が粘土質で結構すべる。

 

 

だましだまし歩いていたけど、やっぱり左足が痛い。

いつになったらわたしの体は強くなるのか。

引きずりながらなんとか歩く。

 

 

陽も傾いてきた。

いい感じに平らな場所に出たので、この辺りで今日の寝床を探す。

この時期のニュージーランドは日照時間が長いので、19時ぐらいまで歩ける。

いつも18時ぐらいから寝床探しが始まる。

 

 

今日の寝床はここに決定!

いい感じに平らで草も生えている。

 

 

昨日も今日も水をくめなかった。

2日間水をくめないのは初めて。

川はあったけど、牧場の近くだったので水は飲めない。

水があるのに水が飲めない。その矛盾に初めて気がついた。

でも、それは他の誰のせいでもなく、わたしがお肉や牛乳をいただいている結果なのであった。

 

水節約のため夕食はミューズリー

次の町までそう遠くないので、なんとか足りそうだ。

 

寝る前にトレイルノートを読む。

どうやら次の町にはチーズファクトリーがあるらしい!

行けたらいいな~。

でもなんとなく手放しでは喜べない自分がいた。

 

DAY26  Dome Forest 入口 - Ahuroa Road 20km (516km/3000km) 

 

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Te Araroa(テ・アラロア) ニュージーランド3000㎞の旅

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