ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

好きな気持ちは誰かと比べるものではないけれど。

 

 

 

 

 

 

 



改めて「好きなんですか?」と聞かれると返答に困る。

本当に山が好きな人たちの、山を語る時の目とか口調とか、

とにかく愛にあふれているし、

わたしはそこまでではないと自分で思う。

 

人と比べて、というよりは

自分が、好きです!と即答できない。

漫画を描いたり、生活をしたり、

もっと好きなものがたくさんあるからだと思う。

 

多分、山は好きよりの普通。

いや、でも好きなのだろうか。

漫画に描いているぐらいだから。

 

山が好きというよりは

歩くこととか、旅することとか

そっちが好きなので、

山は行き先の一つというか、

そこへ行くには山を登る必要があった。

という感じかもしれない。

 

結局どっちやねんと言いたくなることを

あれこれ深く考えてしまうので、

事実だけを述べてみようと思いました。

一瞬の会話でも思ってないことは言えない

不器用な性格です。

 

Macpac Koalaの背負い心地は非常にいいです。

ベビーカーに乗りたくないぴょんちゃん(娘)も

楽しく乗ってくれるし、おんぶより安定感もあって

20Lぐらい荷物も入るので、おすすめです。

 

ただ腰ベルトがKiwiサイズなのか、

一番きつくしめても腰で背負えてるか?

と思う時もあり(薄着の時とか)。

そういう点では日本のメーカーの方が

日本人の体格に合ってていいのかもしれません。

 

これから夏になるまで

Koalaで近所の山をたくさん歩きたいと思います。

 

 

・・・やっぱり山、好きなんか?

 

靴を履くということ

 

 

 

 

 

 

 

 

外では靴を履くものだと思っていました。

でも、それはわたしの中の常識で、

そんなのどっちでもいいんだと知ると、

なぜだか心が軽くなりました。

 

こうしなければいけないと思い込んでいることも

世界に出ればそんなのどっちだっていいこともあって

どうしたいかは自分で決められるものなんだと

大げさですが、そう思いました。

 

靴を履かないといけないから履いている

というわたしから

靴を履きたいから履いている

というわたしに変わっただけのことです。

 

靴を履くという日々の小さな1つの行動も

今は自分で決めてそうしている。

 

事実は変わっていないけど

心のありかたが変わって

それで心が軽くなったのでしょうか。

 

靴を履きたくないと思ったことはないですが

なぜ靴を履くかと考えたこともありませんでした。

 

当たり前をなぜ?と考えることも

自分を知る一つの手がかりになるような気がした

そんな靴の日の絵日記です。

 

 

この日の日記はこちら↓

kamoshikahiking.hatenablog.com

 

カニしか作らなかった日

 



 

 

 

 

 

数年前の日記。

本当にこの日はカニだけを作って一日が終わった。

 

仕事から帰ってきて、家事は何も進んでおらず、

カニだけができていたという現実を目の当たりにしても

笑ってくれるパートナーには感謝である。

我が家の家事は完全にシェアしているけど、

休みの日は率先して家事をやりたいという気持ちはある。

この日は時間を忘れるぐらいカニづくりに没頭してしまった。

 

結局カニだけ作って満足したので、モービルは完成しなかった。

 

昔、占い師さんに手相を見てもらった。

「あなたはいろいろやるけど、あんまり長続きしないタイプ。

でもそれを続けていると、結局自分の中に何も残らないから、

意識して続けることはすごく大事よ。」

 

あれから10年。

結局何も残っていない。

何かをやり遂げたことって、ロングトレイルや巡礼を歩いたことぐらい。

でもそれは歩くことが生活の軸だったからできていたようなもので、

日々の生活の中で自分が決めたことをやり通すことがなかなかできていない。

 

そんな自分は嫌だ―!と思うので、

2023年は今までやってきた中途半端なことを完成させる!!

 

とりあえずモービルは置いといて、

まずはロングトレイルの日記と漫画をゴールまで書ききることが目標。

初志貫徹。

ロングトレイル思ひ出の味~よるごはん~

旅の食事の記録、夜ごはん編です。

この旅で新しい食材に出会いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クスクスもハイカー仲間が食べていたのを見て、試してみました。

思っていたより膨らむし、お腹にもたまるし、さらさらして後片付けも楽だし、山ごはんのスーパーフードや!!と思ったのを覚えています。

 

日本の山ではパスタをしばらく水につけてゆでたりしていましたが、

ゆでこぼす水がもったいなかったり、湯量も多いのでガスも結構使います。

クスクスは水もガスも少量で済むところがとても助かりました。

 

インスタントのものは味が濃いので、

半年間それを食べ続けるのは結構辛い。

クスクスに味付きのツナやカレーをかけるとちょうどいい味で、

毎日食べても毎日おいしい!!

 

クスクスだけでは満足感が足りないので、

豆を入れてかさ増ししていました。

町が近づくと余りそうなチーズを入れたり。

クスクスをもう一袋持つのは余り過ぎるな~という時は、

インスタントのパスタやラーメンで調整していました。

 

毎日おいしく食べていたクスクスをまた食べたい。

日本のスーパーにはあまり置いていないのが残念~。

 

 

ロングトレイルっておもしろいなぁと思ったことの1つは、

非日常が日常になることで自分の感覚が変わったこと。

 

数日の縦走だと素晴らしい景色に感動!感動!感動!

で、何を食べたとかそういうことの記憶は薄いのです。

 

ですが、ロングトレイルでは毎日絶景の中にいるようなもの(なんと贅沢)。

なので「家(テントやハット)に帰ってご飯を食べて寝る」ということに

安心感と幸せを感じるようになりました。

 

やっぱりわたしは生活が好きなようです。

 

わたしの地元

わたしは生まれてからずーっと同じ所で暮らしたことがない。

最初の引っ越しは6歳。次は10歳で大移動。そして就職で生まれ故郷へ戻り、海外へ、帰国後は未知の土地へと転々としてきた。

 

なので、昔からずっとわたしの地元はどこだろう?と思っていた。

生まれたところ?育ったところ?友達がいるところ?自分が一番好きなところ?

 

 

今日新しく感じた地元感。

 

何も意識せず身体が勝手に家に帰れるところ。

なんとなくほっとするところ。

思い出がいっぱいあるところ。

 

かな。

 

長い停電のあとで

昨年の年末、1週間ほど停電になった。

 

今まで散々電気のない生活をしていたことがあるから、そんなに困らんだろうと思っていたけど、自ら進んでその環境に身を置くのと、アクシデント的にそうなってしまうのはまた違った。

 

ずーっと暗いのがなんとなく、気分が落ち込む感じがするし、少し不便さも感じる。

夜に入っていたお風呂を朝ごはんのあとに持ってきて、夜は早く寝て朝はなるべくゆっくり起きて。

電気がないと冬はこんなに1日が短いのかぁと思った。電気があるってありがたい。

 

ろうそく生活は楽しかった。トルコで買ったかわいいキャンドル入れを久々に使ったり、誕生日みたいだった。

でもろうそくの炎でお風呂用のプラスチック桶が燃えた。電気は安全に明るくなるし、エネルギーを貯めておけるし、すごい発明だと思った。

 

携帯の電波も無くなった。

なくなったら連絡も取れなかったし、ブログも書けなかった。

でも繋がれていないのが心地良かった。

 

インターネットをつないで流した音楽を楽しむのではなく、自分たちでギターを弾いて歌って踊ったり。

何か物事が起きたとき、ブログに書きたいなと思うことなく、ただその時を楽しんだり。空いた時間に何もしなかったり。

 

電気がなくなって気がついた、わたしが忘れていた大切なこと。

 

 

私には6年前の日記を整理してまとめるぐらいが丁度いいのかもしれない。その方がその時その時を全身で楽しめるのかもしれない。

 

ブログを書くって不思議なことだ。

わたしは今ブログを書いているけど、頭の中は過去の出来事、過去の自分と向き合っている。

今を生きているようで、過去を生きているのだろうか。

 

今のブログを書くとすると、

 

今は電車に乗っていて、

ちょっとお腹が空いていて、

窓からは山が見えて、

家にいる家族のことを考えている。

けど、ブログを書いている。

 

そうなると今、電車で出かけていることを本当に全身で楽しめているのだろうか。

 

でも、言い方を変えれば。

 

わたしは今ブログを書くことを楽しんでいる。

電車の中で。

 

自分が楽しいことを主に置けばいいのかもしれない。

 

そしてわたしの未来は。

 

 

今日の夜ごはんはお好み焼きです。

楽しみだな。

素直

再び娘ぴょんちゃんからの学び。

 

以前ぴょんちゃんの好奇心について書きました。

kamoshikahiking.hatenablog.com

 

さらにこの2ヶ月ぐらいで日本語の理解度がかなり上がったように見える。できることが増えるスピードが今までの倍、いや十倍。

 

 

やりたいことはとことん真似して、なんでもどんどん吸収していく。

常に自分はできるんだ!と自信満々。

できたらできたー!と嬉しそうに喜び、失敗してもめげないめげない。

 

めっちゃ素直〜〜〜(ほんわか〜)

 

しかし、私にできていないことばかりではないか…。

 

私は結構昔から自分はこういう人間だ、と勝手に決めつけて、「いいな、やってみたいな」と思ったことも、いやいや私はそういうタイプじゃない、と思ってできなかったり。(小学生のときバスケやってみたかったり、高校でダンスやってみたかったりしたけど、キャラじゃないと思って言い出せなかった。)

周りの目(実際は誰も見てないし、見えたとしても何も言われない、ただ自分が作り出している謎の目)を気にして、やってみたいけど一歩踏み出せなかったり。

やってみようと思ってもはじめから自分流にアレンジしちゃって結局できなかったり。

そしてちょっと失敗したくらいで、自分は向いてないって決めつけたり。(アレンジしてるからできないのだとようやく気がついた。)

 

あああ、わたしって素直さが足りなかったのかなぁぁぁ?

 

 

素直の意味を改めて調べてみた。

 

素直

考え・態度・動作がまっすぐなこと。

・ひがんだ所がなく、人に逆らわないこと。心が純真さを失っていないこと。

・技芸などにくせがないこと

 

己とは真逆だ。気がついたらものすごい癖すご人間だ。

特にここ数年のゆがみっぷりは自覚症状がある。

 

年齢を重ね、経験が増えると何となく自分というものが出来上がったような気になってしまって、アドバイスを素直に受け取れなかったりとか。

誰かがいい言葉を言ってくれても自分で違う解釈をしてしまったりとか。(それで勝手に落ち込んでゆがむ笑)

 

素直でありたいと思っていたし、素直に生きてると思っていたけど、こんなに素直な人が目の前に現れて初めて自分の歪みを感じたというか。

 

 

姿勢がいいと思ってたら実は猫背だった的な。

リアルに姿勢は悪いんですが。

 

子育ての研究とか言うてるけど、わたしが育ててもらってますねん。

今日もありがとう。