ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

最初の晩餐

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到着は夜だったので、1日目の宿の予約はしておいた。

シティセンターへ向かうバスの運転手さんに宿の名前を見せると降りる駅で教えてくれるという。

ハグリット風の運転手のおじさんの優しさに触れて、ニュージーランドに来た実感がわいてきた~!と思った。

しかし、ニュージーランドロードオブザリングである。

 

バックパッカーに到着し、チェックインを済まし、夕食を食べに出掛けた。

 

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宿を出てすぐ向かい側にハンバーガーショップがあったので、そこに入ることにした。

 

ハンバーガーショップはメニューも店の作りも日本と似ている(日本が似せているのだと思うけど)ので、異国に来てドキドキしていたのが少し和らいだ。

 

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とてもお腹がすいていたので、BIG SETのようなものを選んだ。写真を見ると大きなバンズに分厚いパテと野菜が挟まっていてボリューミーなハンバーバーガー。

ポテトもLサイズ、ドリンクもトールサイズで$10(当時は$1=80円ぐらいであった)、さすが外国サイズだな~と思った。

 

早速BIG SETを注文。待っている間は窓の外を眺めていた。夜なので街の様子がよくわからなかったが、ニュージーランドで一番人口の多い街のメイン通りなのに店の街灯の明かりが少なく、8時か9時ごろだったと思うが閉店している店の方が多くて驚いた。

 

店員さんに呼ばれバーガーセットを取りに行く。

初めてのニュージーランドの晩餐だ!

 

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ハンバーガーの包みを開けると、あれ?小さい。

大きなバンズと分厚いパテ、シャキシャキ野菜はどこへ行ったのだろうか。

当時は正直「これで800円!高いな。。。」と思ってしまった。

でも逆に日本が安すぎるのだろうか・・・?

 

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そんな色々なことを考えながらBIG SETを食べた。

味はいつもの食べなれている味だった。

でもなぜだかお腹いっぱいにはならなかった。

 

少しの空腹感と共に宿に戻った。

宿の1階にクラブのようなものがあるのか、にぎやかである。

空きがなかったのでSHIKAとは別のドミトリーの部屋だった。

明日8時にロビー集合と約束をしてそれぞれの部屋へ戻った。

部屋のドアを開けると真っ暗で、ライトで足元を照らしながら、他の人を起こさないようにそろりそろりと自分のベッドに戻った。

なんとなくシャワーを浴びる気にもならず、そのまま眠ることにした。

1階からの重低音のミュージックと人々の歓声は深夜まで続き、この日はあまり眠れなかった。