ゆるり、のんびり

暮らすように歩き、歩くように暮らす日々の記録

TA Day8 : 3歩以上歩けない

森歩き初日は10kmしか進めなかったので、翌日は4時に起床。

まだ暗い中テントの中で朝ご飯を食べて、、、二度寝

結局6時に起床した。

 

初めての森でのトイレデビューも果たした。爽やかで最高!

いざ出発。幸い足の痛みはなくなっていて、順調だ。

 

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少しジャングル感のある森歩き。楽しいぞ。

 

 

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朝の光を浴びた雨の後の森はとても美しい。

 

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苔が好きなので、かわいい苔ちゃんたちにテンションも上がる。

 

 

しかし、楽しめたのもつかの間。

前日の雨のせいで道がどろどろ。

こんな泥の道は歩いたことがないぐらい、どろどろ。

 

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登りの時はどろどろに慣れていないだけでさほど問題はなかった。

一番高い標高まで登り切り、さあこれから下るぞという時。

 

1歩、2歩、3歩、つるん、ズシャー!!

あまりのどろどろな下り坂に足が踏ん張れず、お尻で滑り台のように坂道を下る。

 

再び立ち上がり歩こうとするが、また数歩歩いて、つるん、ズシャー。

あまりのコケっぷりに下り坂がとても怖く感じてしまった。

恐怖でさらに余計な力が入り、うまく歩けなくなり、コケまくり、

お尻で滑りまくり、体はどろどろになり、泣きながら歩く。

さらに視界が悪いのでコケる。ああ、悪循環。。。

苔は好きだがコケるのは嫌だった。

 

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コケることよりも、泥だらけになることよりも、

なんで歩くことさえままならないのか、

3000kmも歩かないといけないのに、この先3歩ずつしか進めないのではないか、

自分の不甲斐なさと足手まといになっている罪悪感とでただただ悔しかった。

 

休憩ができるような平らな場所に出たところで、無心で死んだ魚のような眼をしながらベーグルをかじった。

 

そのあともお尻で滑りながらもなんとか山を下り、見晴らしのいい牧場の景色を見て少し元気になった。

 

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再びロード歩きになり、また普通に歩けるようになると落ち込んだ気持ちも上向きになってきたけど、

 

でも、もう一緒に歩かない方がいいのではないかと思っていた。

思っていたけどこの時は言えなかった。

 

しばらく砂利の道を歩いていると、途中でTAのマークが見えなくなった。

道に迷ったようである。初ロスト。

 

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もう少し進んでみようと先に進んだが、逆に大変な道のりになってしまった。

道に迷ったら引き返す方がいいと学んだ。

 

なんとかルート上に戻り、小さな町に下りた。

この町の先にあるキャンプサイトの場所を探す。

辺りはもうすっかり暗くなってしまっていた。

たまたま通りかかったMTBに乗っているお兄さんに場所を聞くとあと2km以上ある。

夜の7時半になってしまっていたが、最後の力を振り絞って歩き、なんとかキャンプサイトに到着。

きれいな芝生でちょうど水が汲める川のそばだった。

この日の夕食は初のトルティーヤ。

これまではインスタントのうどんやラーメンが多かったが、

とってもおいしかったのでこれから食事の主力にしていきたい。

 

くたくたで食べたらすぐに眠った。

なんとか初めての森歩きが終わった。

悔しい一日だったけど終わりよければすべて良し!

 

DAY8 Herekino Forest - Takahue Trampers Campsite 23km (136km/3000km)

 

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