テントの中で目覚める。今朝も快晴。
だが、起き上がると体がだるく、力が入らない。
少しお腹も痛い。
朝食は味噌汁とミューズリーとおいしいヨーグルト。
すごい組み合わせだ。ヨーグルトが濃厚でとてもおいしかった。
常備薬を飲んで腹痛は治まった調子が出ず暗い朝のスタートとなってしまった。
ロッジを出て町に向かう。
ジェネラルストアで買い物をしていると、姉弟で歩いているJさんとPさんに再会した。
2人と海で別れた日から会っていなかったので嬉しかった。
Jさんと2人で話をしていて、最近どう?と聞かれたので、
足が痛いんだと言った。
「足が痛いことをちゃんとシカに言わなきゃだめよ。」
そう言われた。
なんでわかったんだろう。
わたしは自分の足が痛いことをあまり伝えていなかった。
時々痛いな~とは言っていたけど、心配をかけたくなかったし、
ただでさえ歩くのが遅いのに、足の痛みのせいでもっと遅くなってしまったら。
そんな思いで少し無理をして歩いていたこともあった。
わたしは何事も我慢するタイプで、無理をしすぎることが今までもたくさんあった。
Jさんに言われて、ちゃんと伝えてなかったことを反省した。
2人の旅なのだから、2人で解決していかなければいけないのだ。
Jさんたちはホテルに宿泊していたらしい。
1泊$50!大人の旅、憧れる!!
ホテルの1階にはパブがあり、わたしたちも行ってみることに。
ステーキオニオンバーガー$9とマッセルフライブレッド$4を2人で分ける。
今日はめずらしく物の値段をよく書き留めている。
食べながらJさんとPさんと話す。
わたしたちは携帯を持っていないので知らなかったが、
日本でも地震があったり、TAハイカーが2人亡くなる事故があったらしい。
そこへアメリカから兄弟で歩いている2人のTAハイカーがやってきた。
今日はこれからこの6人でカヤックに乗る。
楽しみだ。
4人と別れ、気になっていたティールームに行ってみた。
遠いと思っていたが、わずか300mの距離だった。
どんなところだろう。
芝生のお庭の席に座る。
かわいいカモたちが私たちの周りをとことこ歩いている。
平和だ~。
スコーンと紅茶のセット$11を注文した。
素敵な店員さんが持ってきてくれて驚いた!
すごく豪華なTeaセット!!
特大スコーンにもりもりのクリーム。
手作りのジャムにいい香りの紅茶。
なんてこった!!
この素敵な文化はDevonshire Tea(デボンシャーティー)というらしい。
わたしたちはすっかり虜になった。
わたしたちは14時にカヤックを予約していた。
この素敵なセットが来たのが13時15分。
やばい、時間がない。
15分で一気に平らげ、急いでカヤック乗り場へ向かう。
いつか必ずこのカフェに戻ってきて、
ゆっくりデボンシャーティーをゆっくり楽しみたい。
カヤックは2人乗りのものもあったけど、1人乗りを借りることにした。
Supに乗っている人もいて結構自由な感じ。
流れのないところで練習をしてから川に出る。
JさんとPさんも楽しそう。
みんなで一斉にスタートするのかと思ったら、
自分のタイミングでスタートして、自分のペースで漕いで、
すごく自由な感じ。お客さんへの信頼感がすごい。
マングローブと牧場の景色を眺めながらゆっくり下る。
天気も最高でとても楽しい。
ニュージーランドに来るまで少し練習していたので、カヤックにはすぐに慣れた。
日本でカヤックに連れて行ってくれた父に感謝。
穏やかな水面。
日差しの暖かさもちょうどよくて眠くなるぐらいリラックス~。
海が近づくと水がすごく透き通ってきらきらしてとてもきれい!
テンションMAX!イエイ!
ゴールの岸が見えてきた!
しばらく漕いで岸に着くと、先に出発したみんなが休憩していた。
しばらくするとカヤック会社の人が車でやってきた。
TAハイカーは荷物を受け取ってここからまた歩き出し、
カヤックだけのお客さんは車でPuhoiへ戻る。
7㎞のカヤックを終え、すごくリフレッシュできた。
そこからまた海岸線を3㎞ほど歩き、キャンプ場を探す。
本日の寝床はこちら。
かわいいカモの親子を見ながらディナータイム。
きれいな夕焼けを眺めながら日記を書き、
遠くのカフェから聞こえてくるボブマーリの曲を聞きながら歯を磨く。
昨日ゆっくり休み、今日もほとんど歩かなかったので、
足の痛みがだいぶ和らいだように感じる。
久々の船旅、きれいな海、美しい夕焼け。
なんてすてきな一日。
明日も楽しみだ。
DAY28 Kauri Glen Lodge -Waiwera 10km(kayak 7km) (539km/3000km)
前日の日記はこちら↓
kamoshikahiking.hatenablog.com