朝起きると驚いた。
なんと、昨夜聞いた電子音の正体は鳥だったのだ!!!
黒い毛並みに緑の羽、のどの下に白くふわふわした羽毛がある素敵な鳥だった。
名前がわからないので、「電子音ちゃん」と呼ぶことにした。
この日は0day(全く歩かずに休む日)を取ることにしていた。
ニュージーランドに来る前に読んでいたTAハイカーさんのブログでは
90マイルビーチを歩き終わってKaitaiaで0dayを取っていたので、
私たちもまたKaitaiaへ戻ることにした。
Ahiparaには大きなスーパーはなかったので、食料も調達したかった。
ホリデーパークを出ようとするとTuatuaカップルと再会した!
昨日はお疲れー!とお互いを称えあった。
2人はまた今日から次のセクションを歩き始めるらしい。
なんてタフなんだ!!
またトレイル上で会えたらいいね!と連絡先を交換してそれぞれの道を進んだ。
同じ道を歩いていてもちょっとタイミングが合わなければ会うことはできないし、
この2日間2人と同じタイミングで歩くことができてとても嬉しかった。
本当にまたどこかで会えたらいいな。
さて、Ahipara一番の大通りまで行き、人生初のヒッチハイクに挑む。
AhiparaからKaitaiaまでは14㎞。
TAのルート上はすべて歩くと決めていたが、
ルート上以外ではヒッチハイクありというルールにした。
日本でもヒッチハイクなんてしたことなかったし、Kaitaiaにたどり着けなかったらどうしよう。
どきどきしながら車が来るのを待った。
来た!!1台目の車だ!!
ドキドキしながら親指を立てて腕を上げる。
キキーッ!「どこまで行くの?」
まさかの、1台目で止まってくれた。
そんなことあるのかー!!!
ちょっとドキドキしながらも車に乗せてもらった。
2人はオーストラリアのパースからニュージーランドに来ているそうで、
2日後に国へ帰る予定だという。
とても気さくで優しい2人と楽しく会話をしながらKaitaiaまで乗せてもらった。
本当にありがとう。
Kaitaiaでは出発前に宿泊した宿に再び泊まることにした。
受付のお姉さんが笑顔で迎えてくれて、家に帰ってきたような気持になった。
「ブリスターもたくさんできたよ~」と4日間の報告。
足の裏にできたたくさんのブリスターたちも頑張って歩いた勲章だと思うと憎めない。
結構痛いけど。
宿の横にあるケンタッキーでもりもり昼食を食べ、夜は肉を買ってポークソテーを食べた。
ああ、生き返る。
翌日も0dayを取ることにした。
この日は日本に荷物を送り返すため、不要なものを選ぶことにした。
ザックの中身をすべて出し、必要なものと不要なものに分けていく。
<不要だったもの>
・瓶に入っている整腸剤やお守り的ないつ使うかわからない薬類
→必要になればニュージーランドで買える
・タオル数枚
→そもそもシャワーを浴びることもないので手ぬぐい2枚で十分
・謎に何個も持っていたメモ帳
→全く使わない
・顕微鏡機能付きのキーホルダー(←なぜ持ってきたのだ)
・水着 多分泳ぐことはないし、下着の上にTシャツ切ればいい
・コンタクトレンズ 手が洗えないし、ごみも入るから眼鏡一択
他にも今かけている眼鏡の空ケースだったり、
あればいつか使うかもしれないものだが、
自分が生きていくために絶対必要なものではないものを振り分けた。
郵便局で重さを量ってもらうと1.5㎏もあった。
これを背負っていたなんて・・・。
不要なものを送ってすっきりした。
翌日からは6日間歩く予定なので今回も予備2日分を加え、8日分の食料を準備した。
荷物が減ってパッキングも楽だ。
明日からはトレイルに戻り、次は森のセクション。
海とは全然違うだろうから楽しみだ。
DAY5.6 Ahipara- Ahipara(main street) 2km/ 0day in Kaitaia (103km/3000km)
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KAMOSHIKA HIKING カモシカハイキング
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